プレス・リリース



ダンスアーティストによる復興支援プロジェクト~からだをほぐせばこころもほぐれる~




問い合わせ:
NPO法人 ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
TEL:075-361-46854 FAX:075-361-6225 MAIL:jcdn@jcdn.org
〒600−8092 京都市下京区神明町241 オパス四条503
協働パートナー:アートNPOエイド、アートビジョンネットワーク311、NPO法人魁文舎
協賛:ブルームバーグ













■ダンスアーティストによる復興支援プロジェクトについて

3月11日の東日本大震災後、この信じられない出来事に、現地と離れていても、私たちダンスアーティストや制作者に出来ることはないか、何か出来るのでは、しかしまだそんな時期ではないのではと、自問自答を繰り返してきました。しかし、数回にわたり被災地域を訪れ、また様々な報道に接するうちに、まず自分たちで、「こんなことが出来る」と、手を挙げることから始めようと考えました。それが、「ダンスアーティストによる復興支援マッチングサイト~被災地にからだとこころを元気にするダンスを届けます!~」です。

ダンスアーティストは、身体を動かす専門家です。どうやって身体をほぐしていくと良いのかといった方法論はもちろんのこと、身体と心の密接な関係や、自分の身体や心の声を聞くということを専門的に行なっています。また、その手法はアーティストによって様々です。
アーティストからの様々な「できること」が、7月8日までに計39組集まっています。

アーティストを要望のある被災地域に派遣し、身体と心をほぐすことなどで、少しでも被災した方々の力になれることを願って活動をスタートしました。

このプロジェクトを長期的に継続していくために、全国の経験のあるダンスアーティストが被災地や避難している地域に行ってワークショップを行うことと並行して、現地の若手のアーティストやダンサー、興味のある方たちに対してファシリテーター育成のためのワークショップを行い、長期にわたるダンスによる復興支援の土台を築いていきます。

身体をほぐすことから、創造的に身体を動かし表現することの喜びや楽しさを伝えたいと考えています。そのことによって生きる力を養い、それぞれの方が少しでも元気を取り戻すことを目的としたプロジェクトです。

被災地域での活動にあたっては、志を共にするボランティア組織や芸術文化団体、アートNPOなどの協働パートナーと共に、被災地とのネットワークを形成し、現地のニーズに沿った形で継続的な活動を行っていきます。 

身体と心はとても密接につながっています。身体が固くなると心も固くなるし、その逆も同じことが言えます。身体と心を健康に保つこと、その両方が被災された方々の生きる力の糧になり、地域を再生していくための重要なことだと思います。

私たちにできること「からだとこころをほぐすこと」が、少しでも復興支援のひとつとして役立つことが出来たらと、心から願っています。

NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)

■概要

■ プロジェクト名:「ダンスアーティストによる復興支援プロジェクト」
■ 対象:被災地の子ども・高齢者・障がいを持たれている方々をはじめ、全ての方々
■ 期間:2011年5月下旬から2012年5月 
それ以降は、被災地のニーズに合わせて、現地のアーティストと共にプログラムを継続し、長期的にプログラムを提供していきます。
■ 内容:岩手・宮城・福島の3県に、全国からアーティストが1年を通して訪れ、8000人以上の方々を対象に、全270回程度のワークショップやパフォーマンスを提供します。また、今後の活動のリーダーとなるような、地元のワークショップ・ファシリテーターの育成にも力を入れていきます。
■ 形態:リクエストのあった地域に、アーティスト2名+コーディネーター1名の3名が、3-6日間滞在し、その地域の上記の方々を対象としたダンスの活動を行います。
■ アーティスト:「ダンスアーティストによる復興支援マッチングサイト(※URLは下記)」に応募のあった登録アーティスト約40組
■ ワークショップ参加費及び現地サイドの経費負担:ありません
■ 問い合わせ:NPO法人 ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
TEL:075-361-46854 FAX:075-361-6225 MAIL:jcdn@jcdn.org
〒600−8092 京都市下京区神明町241 オパス四条503
■ 協働パートナー:アートNPOエイド、アートビジョンネットワーク311、NPO法人魁文舎
■ 協賛:ブルームバーグ
(※) 詳細はサイトをご覧ください。: http://dance-aid.blogspot.com/ 

◇ダンスアーティストが派遣先で行うこと

A)“からだほぐし”のワークショップ
●楽しく身体を動かし、身体をほぐして全身がリラックスできるようにします。
対象者ごとに無理のないような形で行います。
●子どもの場合は、遊びの延長として、身体を動かしながら、自然にそれぞれの子どもの個性や表現が現れるように導きます。そこには正解やこうしないといけないということはありません。様々なキーワードやルールを与えられることで、そこから発想し自由に動けるよう、促します。
●同じ地域で継続的に行うことで、身体をほぐすことから、参加者が自分たちでダンスを創ってみることを試みます。可能ならば今回の災害による体験で感じた恐怖や悲しみを、身体で表現することで、普段発することの出来ない感情を少しでも開放できたらと考えています。

B)ワークショップと同時に、短いダンス作品を踊ることも出来ます。
このサイトに登録しているアーティストは皆、自分たちのオリジナルなダンス作品を創り発表しているアーティストです。型にはまらないダンスは、観ている人の心を開放します。

◇協働パートナー

アーティスト派遣にあたり、被災地の方々が必要だと思われた支援=アーティストを現地に届ける為のコーディネートを他の団体と協力しながら行います。現在の協働パートナーは以下の団体です。また、今後も継続的に携われるパートナーを募集しています。
[協働パートナー] 7月8日現在
●アートNPOエイド http://anpoap.org/
●アートビジョンネットワーク311 http://www.avn311.jp/ 
●NPO法人魁文舎 http://www.kaibunsha.net/

◇活動報告レポート

広く一般にこの活動を知っていただくために、「ダンスアーティストによる復興支援マッチングサイト」内に毎回コーディネーター、アーティストそれぞれの見地からの活動レポートを掲載していきます。http://dance-aid-report.blogspot.com/ 


◇協賛スポンサー ブルームバーグ社

ブルームバーグは、世界の教育・文化機関のオフィシャルスポンサーとして、東京、ニューヨーク、ロンドンなどの各都市で、さまざま教育文化活動を支援しています。

ロンドンの現代美術館、テート・モダンでのラーニングゾーンや各種マルチメディア・ツアー, およびニューヨークのメトロポリタン美術館、近代美術館でのプログラムのスポンサーシップのほか、東京では、森美術館における音声ガイドの提供や東京都現代美術館での「MOT X Bloomberg パブリック・スペースプロジェクト」の開催、世田谷パブリックシアターでの日英字幕や音声ガイド、視覚障害者のための舞台説明会の提供などを行っております。ジャパン・コンテンポラリー・ダンス・ネットワークにおける「被災地でのダンス・ワークショップ・プログラム」も、これら国際的プログラムの一環として、苦しい状況にいる方々にダンスやストレッチ、創造的な動きを通して、少しでも元気になってもらい、明日につながる活力を得ていただけたら、という願いと共に、協賛させていただいております。

ブルームバーグは世界で最も信頼性の高い金融・ビジネス情報を提供しています。ブルームバーグの基幹ビジネスである「ブルームバーグプロフェッショナル®サービス」では、ひとつのプラットフォーム上で、あらゆるアセットクラスの情報を網羅し、独自の分析ツールとユニークなコミュニケーション機能を提供しています。また、世界146支局2,300名以上の編集スタッフを擁する世界最大のニュース配信ソースとして、様々なメディアを通じてコンテンツを配信しています。
1981年設立、ニューヨークに本社を置くブルームバーグは、現在、世界72カ国202のオフィスを持ち、13,000人以上の従業員を擁しています。

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